近年、人口減少や高齢化の進行により国内の農業就労者は減少し、ついに200万人を割り込んでいく中で、地域資源の保全や農業集落の持続的な存続に大きな懸念が生じており、空き家や耕作放棄地の増加も課題となっています。一方で、都市住民からの地方における農業体験や就農に対する潜在的ニーズはあるものの、そういった人々を受け入れるための短期・中期滞在施設や、農業者側の体制が不足しているのが現状です。
Brain Trust from The Sunは、エコアグリ事業として耕作放棄地にソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)設備を設置し、自然エネルギー発電事業を行いながらその設備の下で農業を営み、農地の不動産価値を創造してきました。また、不動産事業”Vacation House”では、古い空き家を付加価値のあるゲストハウスとして再生させた民泊事業を展開しています。
千葉エコ・エネルギーは、自然エネルギーによる地域振興について全国各地で取り組む中で、近年は特にソーラーシェアリングによる農業者の所得向上や地域の農業再生に深く関わっており、自然エネルギーによる環境負荷の低い農業の実現も支援しています。
この両社が、ソーラーシェアリングを軸とした自然エネルギー生産と農業振興という共通の認識を持つ中で、この度地方の更なる活性化策として「農泊」へと新たに取り組んでいくこととなりました。